一般社団法人 日本産業カウンセリング学会 第25回(オンライン)大会 1・2号通信

これからのキャリア・カウンセリングに期待されるもの

~技術革新、社会正義、2020以降の社会を見据えて~

2020/11/21(土)▶ ︎22(日)▶ ︎23(月・祝)

<第25回大会の開催にあたって>

第25回大会実行委員長 宮内 正臣

今大会テーマはブランディング委員会、大会実行委員会で、当学会創設第1回大会のテーマを振り返る形でご検討いただきました。

今回の大会は時節柄原則オンライン開催となります。ITに不安をお持ちの会員の皆様も多いかと存じますが、今後、数回オンラインによる研修を企画中です。ウィズ/ポスト・コロナのなか、今後メンタル・キャリアへの不安を感じる方が増えていくと予想されます。支援者としての私たちが率先し、研鑽していく機会と捉えていただければ嬉しゅうございます。かつて私が師事しましたダグラス・ホール先生がIdentityとAdaptabilityがあれば変幻自在に(プロティアン)に生きていけると仰っています。今一度みなさまのIdentityを確認する機会となれば幸いです。プロティアン研究の田中研之輔先生にもシンポジウムにはご登壇いただく予定です。

今回の大会は4本のシンポジウム、6本の研修、研究発表、自主シンポジウムを予定しております。 現在予定しておりますプログラムを少々ご紹介申し上げます。冒頭のシンポジウムは大会テーマ「これからのキャリア・カウンセリングに期待されるもの」に合わせ、国重浩一先生、下村英雄先生に加えて厚生労働省のキャリア形成支援室から、またオンラインカウンセリング事業を進めておられる渋川駿伍氏を迎えます(登壇予定者は変更となる場合がありますことをお含みください)。

2つ目のシンポジウムは、「働きがい改革としてのセルフ・キャリアドック」をテーマに宮城まり子先生、高橋浩先生をはじめ厚生労働省のキャリア形成支援室、企業の方も迎えて組織と従業員個人のキャリア支援について論じていただきます。最終日のシンポジウムはスーパービジョン委員会、大会実行委員会で詰めております。なお、研究発表、自主シンポジウムは22日、23日の両日を使います。

また、21日の研修は研究委、研修委、実行委で企画中です。M-GTAを使った質的研究法、心理カウンセリングへの新たなアプローチ、組織に働きかけるナラティヴなど、皆様の普段のお仕事に役立つ実践的、学術的な研修をお届けしたいと考えます。

本日から10月20日まで研究発表、自主シンポジウムを受け付けます。会員の皆様はもとより、周囲の方々にもぜひご紹介いただければと願っております。オンラインで初めて開催されます記念すべき第25回大会、年に一度のこの大会を皆様とともに、大いに盛り上げていけたらと念じております。ご意見、ご要望がございましたらぜひお寄せください。

末筆ながら会員の皆様のご健康とご発展を祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

Ⅰ 会期

2020年11月21日(土)、22(日)、23日(月・祝) 3日間

※法政大学市ヶ谷キャンパスを基地局とし、双方向オンライン形式を主として開催

Ⅱ 大会スケジュール

Ⅲ 第25回大会 研修会の概要と講師

10:30~12:00

1A 質的データ分析:M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)の3つの要点

M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)は、人と人がかかわりあうという社会的相互作用にまつわる現象の説明と予測を可能にする、実践的な理論を産み出す質的研究のアプローチです。日本の保健医療、福祉、心理、教育、経営など、多様なヒューマンサービス領域における質的研究で使われています。本研修では、具体的な研究例を参照しながら、M-GTAにおける分析の3つの要点(分析テーマの設定、分析焦点者の設定、分析ワークシートの活用)を確認し、分析結果として最後に理論を生成するまでの全過程を詳しく解説します。また、M-GTAを使った質的研究を現在実施している、あるいは今後実施しようと計画している会員のために、自己学習に役立つ関連書籍の紹介や、研究を進めるうえで参考になるアドバイスの提供も行う予定です。90分間と限られた時間ではありますが、M-GTAという質的研究方法論の魅力を、少しでも皆さんにお伝えできればと思います。

山崎 浩司(やまざき・ひろし)
信州大学 医学部准教授(Ph.D.)。1970年米国ワシントンD.C.生まれ。専門は死生学、社会学、質的研究。近年は、死別体験者に支援的なまちづくりの検討(長野県・中信地方の有志市民との協働)、いのちがテーマのマンガを題材にした死生学的考察および教育、配偶者死別の研究に取り組んでいる。また、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を中心に、質的研究方法論に関する研究や教育も行なっている。

1B ポリティカリー・インフォームド・アプローチ:倫理・社会正義・政治と心理カウンセリングの統合

心理カウンセリングは面接室の二者関係に閉じられたものでは決してありません。面接室の中で扱われる現象は、 それを取り巻く社会の文脈においても理解される必要があります。クライエントの苦悩は単にクライエント個人の問 題ではなく、単に家族システムの問題でもなく、社会政治的な問題でもあるのです。カウンセラーのいわゆる逆転 移も、同様に、単にカウンセラー個人の問題ではなく、単にカウンセラーの家族システムの問題でもなく、社会政治 的な問題でもあります。ポリティカリー・インフォームド・アプローチは、社会政治的な要因を考慮に入れた心理カウ ンセリングへのアプローチです。近年、アメリカ心理学会のカウンセリング部会やアメリカ・カウンセリング学会など、 重要な専門家コミュニティが心理カウンセリングのコア・バリューとして社会正義の推進を掲げていますが、それもこ のアプローチと軌を一にしたものです。
日本ではあまり知られていないこのアプローチを、産業カウンセリング学会の皆さんと一緒に探索してみたいと願っ ています。

杉原 保史(すぎはら・やすし)
京都大学学生総合支援センターセンター長、教授(教育学博士)。臨床心理士・公認心理 師。心理療法統合学会、副理事長。1961 年神戸市生まれ。
専門は、学生相談、青年期・成人期の心理療法、特に心理療法への統合的アプローチ。心 理療法統合運動を導いたポール・ワクテルの著作をこれまでに5冊翻訳している。伝統や権 威に縛られず、効果的な心理支援のあり方を模索しており、最近は SNS を用いたカウンセリ ングの推進にも取り組んでいる。
著書に『プロカウンセラーの共感の技術』(創元社)、『プロカウンセラーの薬だけに頼らずうつを乗り越える方法』 (創元社)、『技芸としてのカウンセリング入門』(創元社)、『キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門』(北 大路書房)、『心理カウンセラーと考えるハラスメントの予防と相談』(北大路書房)、『SNSカウンセリング・ハンドブ ック』(共編・誠信書房)など

 

13:00 ~ 14:30

2A 量的データ分析:EXCEL でできる簡単な統計分析

研究をするうえで統計分析は避けて通れない関門です。特にカウンセリングや心理療法など心理支援の専門家に とっては馴染みの薄い領域かもしれません。また、統計分析で使用するツールは高価であったり、プログラミングが 必要であったりと、取り組むうえでハードルが高いこともあります。そこで、本研修では、身近なツールである EXCEL を用いた統計分析の手順を学んでいきます。EXCEL には統計分析に関連した「関数」と「分析ツール」が 備わっていますので、これらを使ってt検定、分散分析、相関分析などの分析方法を解説します。どのような分析か ら何がわかるのか、調査データ例と合わせて紹介します。難しい数式はいっさい登場しません。これから研究を始 めようとしている方、あるいは、データは取ったものの分析の前で立ち止まっている方など、統計分析の入門者に おすすめの内容になっています。

高橋 浩(たかはし・ひろし)
ユースキャリア研究所代表。法政大学などの大学講師。博士(心理学)・国家資格キャリアコン サルタント・公認心理師。1987 年、日本電気のグループ会社に入社し半導体設計、経営企 画、キャリア相談に従事。2001 年、CDA を取得、2012 年、博士号取得を機にキャリアカウン セラーとして独立。現在は、行政や大手企業でのキャリアカウンセラー、キャリア開発研修講 師などを務めている。2016 年~2020 年、厚生労働省委託事業にてセルフ・キャリアドック導 入推進の委員やアドバイザーを務めている。主著『社会人のための産業・組織心理学入門』 (共著・産業能率大学出版部)、『セルフ・キャリアドック入門』(共著・金子書房)など。

2B ナラティヴ・セラピーに触れる:関心を持って話を聴くこと、聴いてもらうことへの招待

今回、「ナラティヴ・セラピー」について、お話する機会をいただきました。私の取り組んでいるナラティヴ・セラピーは、オーストラリア人のマイケル・ホワイトとニュージーランド人のディヴィッド・エプストンの貢献によって形作られたアプローチです。このアプローチは、どうすれば目の前の人に敬意を払いながら、その人のために大切な、豊かな会話を続けていくことができるのか、そんな意図や方向性を持っています。今回は、今学び始めている方や、少し興味を持った所にいるという方も参加されるだろうということで、ナラティヴ・セラピーがどのような姿勢で会話に臨むか、そしてその会話はどのようなものになりうるのか、そんなところを感じてもらえればと思っています。
具体的には、今上にあげたようなところをお話して、その後、実際に参加者同士で「ナラティヴの視点を持った質問を持って、相手の話を聞いてみる」ようなワークをしたいと思っています。
90分という短い時間ですが、ナラティヴ・セラピーというものに、触れて感じていただける時間になればなと思っています。

横山 克貴(よこやま・かつき)
一般社団法人 ナラティヴ実践協働研究センター センター長、東京大学大学院 教育学研究科 博士課程在学、臨床心理士。
1990年、神奈川県相模原市生まれ。東京大学大学院にて臨床心理学を学び、語りやナラティヴについての質的研究に取り組む。その傍らでナラティヴ・セラピーと出会い、強く惹かれ、2018年、ワイカト大学のカウンセラー養成コースに1年間留学してこれを学ぶ。帰国にあわせ、2019年に仲間と共に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターを立ち上げる。現在は、同法人にて、ナラティヴ・セラピーの実践や研究、その普及に取り組んでいる。
著書に、『ナラティヴ・セラピーのダイアログ 他者と紡ぐ治療的会話、その〈言語〉を求めて』(共編著、北大路書房)。

 

15:00 ~ 16:30

3A 組織に働きかけるナラティヴ・アプローチ

私たちの目に映るさまざまな問題、そして、その問題の解消あるいは解決を目指すためのさまざまな方法論があります。ナラティヴ・アプローチは、そのような今見えている問題に真っ向から対応するのではなく、そのような問題は、どうしてそのように見えているのかについての検討から着手します。
このような方向性の背後には、私たちのものの見方、捉え方、意味づけは、社会文化的な影響を受けており、それとの関係性、そして人と人の関係性の中から立ち現れてくるという、社会構成主義的な視点があります。この視点を手にしてみると、私たちの解決努力そのものが問題存続に貢献してしまっていることだって見えてきてしまうのです。
対人支援の中で育まれてきたナラティヴ・アプローチを、組織開発の領域についてどのように活用しうるのだろうか、ということについて、私は直接の経験を持ち合わせていません。私は、対人支援の領域で活動してきました。組織開発の領域で応用していくための検討は、みなさんと一緒にしていく必要があります。このワークショップが、検討を始めるための起点となってもらえればと願っています。 国重 浩一(くにしげ・

国重 浩一(くにしげ・こういち)
1964年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣力ウンセラーなどを経て、2013年からニュージーランドに在住。同年に移民や難民に対する心理援助を提供するための現地NPO法人ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019年には東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。著書に、『ナラティヴ・セラピーの会話術』(金子書房)、『震災被災地で心 理援助職に何ができるのか?』(編著)、『どもる子どもとの対話』(共著、金子書房)。訳書に、『ナラティヴ・アプローチの理論から実践まで』、『ナラティヴ・メデイエーション』、『心理援助職のためのスーパービジョン』(ともに共訳)など。

3B 生活困窮者の包括的支援 ソーシャルワークとの連携

コロナ禍の今、これまでの働き方、暮らし方では生活維持が厳しい人が増加しています。
生活には、就労、介護、医療、教育、家族関係などさまざまな問題があり、単に就職先が決まれば問題が解決するというわけではありません。対人支援職である私たちにできることはどのようなことがあるのか、包括的な支援をどのように進めていけばよいのでしょうか。生活インフラの担い手である地方自治体での現場経験を踏まえて、検討していきたいと思います。今回は一つの事例を取り上げ、支援計画を作成していただくようなグループワークも試みたいと思います。

関谷 大輝(せきや・だいき)
東京成徳大学応用心理学部准教授。1977年、埼玉県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、横浜市役所(社会福祉職)に入庁し、福祉事務所および児童相談所において、ケースワーカーとして勤務。公務員としての仕事の傍ら、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻(カウンセリングコース)、同大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程を修了。博士(カウンセリング科学)。2013年より、現職。社会福祉士、精神保健福祉士、国家資格キャリアコンサルタント、公認心理師、温泉ソムリエ。著書に『あなたの仕事、感情労働ですよね?』(単著,花伝社,2016)『職業的感情管理および仕事と家庭の分離が養育行動に及ぼす影響―共働きの母親を対象とした検討―』(健康心理学研究, 特集号, 2019)など

堀口 康太(ほりぐち・こうた)
白百合女子大学人間総合学部発達心理学科講師、筑波大学働く人への心理支援開発研究センター非常勤研究員。2006年川崎市入庁(社会福祉職)。児童相談所および、区役所での児童家庭相談・生活保護、本庁での児童虐待対策等に従事。筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻修了(博士:生涯発達科学)。2017年〜2020年3月筑波大学人間系附属学校教育局特任助教を経て、2020年4月より現職。臨床発達心理士、社会福祉士、専門社会調査士、公認心理師。著書に大川一郎・土田宣明・高見美保編著(2020)『基礎から学べる医療現場で役立つ心理学』ミネルバ書房.(分担執筆)。

Ⅳ 大会の主要プログラム

●11月21日(土)大会1日目 研修会
10:30~16:30

 

●11月22日(日)大会2日目
<シンポジウム①> 10:00~12:00
これからのキャリア・カウンセリングに期待されるもの
~技術革新、社会正義、2020以降の社会を見据えて~

(敬称略、順不同)
シンポジスト 国重 浩一 ナラティヴ実践協働研究センター
       下村 英雄 労働政策研究・研修機構キャリア支援部門 主任研究員
       渋川 駿伍 株式会社Kakedas 代表取締役 CEO
       増田 保美 厚生労働省キャリア形成支援室 室長補佐
司会     廣川 進 法政大学キャリアデザイン学部 教授、当学会会長

 

【企画主旨】
現在、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて,私たちの職場環境、日常生活も大きく変化し、在宅勤務,オンライン授業、および、オンラインカウンセリングの浸透等、働く環境や教育環境の大きな変化に直面し、「With・コロナ」の2020以降の社会を見据えて、価値観の転換を迫られている状況です。
この節目となる2020年、今後、世の中から期待されるキャリア・カウンセリングはどのようなものなのか、学会が果たせる役割は何なのか等、シンポジウムに参加される皆様と一緒考える機会にしたいと思っております。今回のシンポジウムでは、ナラティヴ・セラピーの実践者、社会正義のキャリア支援を提唱する研究者、オンラインカウンセリングのインフラを構築中の若手起業家、そして、キャリア・カウンセリングを政策で支援する行政の代表者にご登壇いただき、多面的に議論していただくことで、これからのキャリア・カウンセリングに期待されるものを展望します。当日、会員の皆様と将来を見据えた熱い議論ができればと思います。

 

【シンポジスト】
国重 浩一(くにしげ・こういち)
<メッセージ>
ナラティヴ・セラピーの実践に取り組んでいます。その中で、カウンセリングの理論的な側面を積み上げていくことの大切さがある一方で、どのように相手とやりとりするのかという実際的な技術を磨いていくことの重要性を感じています。カウンセリングは、勉強する、教わるということだけでは不十分で、練習、または訓練していくことが必要なものであるということです。そして私たちの姿勢は、さまざまな考え方や価値観を反映するものでもありま す。クライアントの発言の何を支持し、何を支持しないのかということが、私たちの姿勢に表れてしまうのです。そして、今回の大会のテーマである「社会正義」ということにつながるのですが、その姿勢の中でどのように社会正義に取り組むのかが見えてしまうのです。技術的な側面でいえば、若い頃科学に興味を持ち、電子工学を学んだものとして、コミュニケーション手段の多様化に興味を持っています。一方で、興味があるからこそ言えるのですが、このような技術に過大な期待もしていません。実際的に使える一つの手段として、利用していきたいと考えています。
私が関わっているナラティヴ実践協働研究センターのワークショップでは、今年3月初旬からオンライン化を進めてきていますが、オンラインだけにすることはないと考えています。会場に集まって実施することをなくすことはないでしょう。しかし、可能なところでは、オンラインとオフラインを併用して、つまりハイブリッド形式を採用したいと考えています。
<プロフィール>
1964年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣力ウンセラーなどを経て、2013年からニュージーランドに在住。同年に移民や難民に対する心理援助を提供するための現地NPO法人ダイバー シティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019年には東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。著書に、『ナラティヴ・セラピーの会話術』(金子書房)、『震災被災地で心 理援助職に何ができるのか?』(編著)、『どもる子どもとの対話』(共著、金子書房)。訳書に、『ナラティヴ・アプローチの理論から実践まで』、『ナラティヴ・メデイエーション』、『心理援助職のためのスーパービジョン』(ともに共訳)など。

 

下村 英雄(しもむら・ひでお)
<メッセージ>
新型コロナウィルスによる社会的な大混乱は、2020以降のキャリア環境の決定的な変化を我々に予感させました。技術革新によって遠隔地と容易につながることが可能となり、今後、新たに求められる働き方も、それを支えるキャリア・カウンセリングも自ずとその形を変化させると想定されます。その際、現在、主流のナラティヴ・コンストラクティブな動向と、それと軌を一にする形で進展してきた多文化・社会正義の動向は表裏一体となり、相補いながら、これからのキャリア・カウンセリングの将来像を取り結ぶ可能性があることを示したいと思います。
<プロフィール>
労働政策研究・研修機構キャリア支援部門主任研究員。筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。主著に『社会正義のキャリア支援-個人の支援から個を取り巻く社会に広がる支援へ』(図書文化社)、『成人キャリア発達とキャリアガイダンス:成人キャリア・コンサルティングの理論的・実践的・政策的基盤』労働政策研究・研修機構(平成26年度労働関係図書優秀賞)、『キャリア・コンストラクション ワークブック:不確かな時代を生き抜くためのキャリア心理学』(金子書房)、『ヘルピング・スキル第2版-探求・洞察・行動のためのこころの援助法』(金子書房)など。産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。

 

渋川 駿伍(しぶかわ・しゅんご)
<メッセージ>
日本をはじめとする先進国では、これまでの経済成長によって多くの恩恵を受けてきました。昭和から平成へと駆け抜けた激動の時代。その経済発展にともなって、水道/ガス/電気などハードのインフラは完全に整備されました。ただ、その一方でソフトのインフラは、誰も設計していなかったのです。その歪みは、ゆっくりと、だけどたしかにじわじわと。この国を追い詰めていることは事実。これからは、新しい時代の幕開けです。令和のいま、日本に必要なのは相談のインフラです。この国に適切な対話空間を設計し、人生の主人公を増やすことこそが、私たちKakedas(カケダス)の使命です。次の時代の当たり前をつくる「Kakedas(カケダス)」を、これからよろしくお願い致します。
<プロフィール>
人生のミッションは「社会のワクワクの総量を増やす」こと。1998年生まれの22歳。高校時代は地元長野県で高校生カフェを創設。卒業後は1年間のギャップイヤーを取得。日本をヒッチハイクで周り、お金を使わない実験やインターンシップを経て、日本ポップコーン協会設立。同年、MITのMicroMastersプログラムに進学。自身の経験から、Kakedasのサービスに至る。情報経営イノベーション専門大学客員教員TBS『マツコの知らない世界』News Picks『The Update』他多数出演

 

増田 保美(ますだ・やすみ)
<メッセージ>
新型コロナウィルス感染拡大防止や働き方改革などの広がりにより、個々人のキャリア自律の必要性は、より一層高まっていくものと考えます。こうした中で、キャリア支援の専門家であるキャリアコンサルタントが果たすべき役割やキャリアコンサルタントに寄せられる期待も更に大きくなっていくものと感じています。オンラインによるキャリア相談も含め、キャリアコンサルティングが労働者の身近な社会インフラとして日本社会に根付くように、必要な施策を今後とも進めて行きたいと考えています。
<プロフィール>
福岡県出身。平成15年に厚生労働省に入省。ハローワークの業務指導、障害者雇用対策、地域雇用対策などを担当。平成31年4月からキャリア形成支援室長補佐。最近の自身のキャリア形成上の課題は、仕事と子育てとの両立。 趣味は約30年ぶりに再開したピアノ。某TV番組「空港ピアノ」にあこがれて、格好良い1曲を弾けるようになるため鍛錬中。

 

【司会】

廣川 進(ひろかわ・すすむ)
<メッセージ>
昨年、私がこの学会の会長をお引き受けしたときから心がけていることは「イノベーション」です。予定調和や安定の対局にあり、そこには様々な抵抗や葛藤が生まれますが、これからの時代を切り開くためにはそこを超えていくしかないのです。これまで、年齢差40歳もあるシンポジストが出るシンポがあったでしょうか。異質なものの摩擦からうまれるクリエイティブでイノベイティブな討議をお楽しみに!
<プロフィール>
1959年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部教授。大正大学大学院博士課程(臨床心理学専攻)修了(文学博士)。著書に『失業のキャリアカウンセリング』(金剛出版)、『成人発達臨床心理学 個と関係性からライフサイクルを観る』共著(ナカニシヤ出版)、『統合的心理臨床入門』(共編著)ミネルヴァ書房など。公認心理師、臨床心理士、シニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士。日本産業ストレス学会理事。

 

<会員交流会> 12:00~13:00
会員オンライン交流会
Zoomのブレイクアウトルーム機能などを使用した、 オンラインの交流会を企画しています。

 

<シンポジウム②> 13:00~14:30
働きがい改革としてのセルフ・キャリアドック
~個人と組織がともに成長・発展するために~

(敬称略、順不同)
シンポジスト 山本 浩司 厚生労働省・人材開発統括官付・キャリア形成支援室長
       宮城 まり子 キャリア心理学研究所代表
       浅井 公一 NTTコミュニケーションズ株式会社 キャリアコンサルティング・ディレクター
       水野 みち 株式会社日本マンパワー フェロー
       高橋 浩 ユースキャリア研究所代表
司会     小玉 一樹 福山平成大学経営学部経営学科教授、当学会副会長

 

【企画主旨】
新型コロナを契機に、組織ではニューノーマルといわれる新たな働き方が模索されています。一方、働く側もライフとキャリアの新たなあり方に直面しているのではないでしょうか。既成の働き方から脱却すると同時に、働く側が自らの「キャリア」と「働く意味」を創造する好機であるともいえます。すでに、「セルフ・キャリアドック」では個人と組織の共栄を目指した取り組みが進められていますが、個人のパフォーマンス向上にとどまらず「働きがい」を生み出す支援が求められるのではないでしょうか。このシンポジウムでは、厚生労働省、企業の実践者、その育成者や支援者、研究者といった多角的な視点から、セルフ・キャリアドックにおける「働きがい」を生み出すキャリア支援の在り方、支援者の役割、その仕組みについて、ディスカッションを通じて迫りたいと思います。

 

【シンポジスト】

山本 浩司(やまもと・こうじ)
<プロフィール>
厚生労働省・人材開発統括官付・キャリア形成支援室長。1992年入省。2019年から現職。キャリア支援政策の企画立案(キャリアコンサルタント登録制度の運営、キャリアコンサルティングの普及促進、ジョブ・カードの普及促進など)。これまで関わってきた仕事は、ハローワーク関係業務の運営企画(@厚生労働省)、窓口サービス向上のための業務・労務管理(@神奈川、福島、鹿児島の各労働局など)。携わった政策で印象深いものは、新たな在留資格の外国人材受入れ施策(2018年度)、東日本震災復興のための雇用対策、リーマンショック後の緊急雇用対策、教育訓練給付制度の創設など。出身は大阪府。趣味は、①水泳(年間計100キロを継続)、②登山(百名山は残り三座)、③スノボ。

宮城 まり子(みやぎ・まりこ)
<プロフィール>
臨床心理士、早稲田大学大学院文学研究科修士課程心理学専攻終了。元立正大学臨床心理学部教授、法政大学キャリアデザイン学部、同大学院キャリアデザイン学研究科教授を経て、現在はキャリア心理学研究所代表。大手企業のキャリア相談室のスーパーバイザー、メンタルとキャリアの統合的カウンセリングの担当、また、キャリアコンサルタント養成講座の講師、企業におけるキャリア研修、キャリア開発の講演、留学生のキャリア面談と支援などを行っている。主著『キャリアカウンセリング』『職場のメンタルヘルス』『産業心理学』『キャリアカウンセリングのナラテイブアプローチ』他多数

浅井 公一(あさい・こういち)
<プロフィール>
NTTコミュニケーションズ株式会社ヒューマンリソース部人材開発部門キャリアコンサルティング・ディレクター。国家資格キャリアコンサルタント。高校卒業後、電電公社に入社。1999年、NTT再編時にNTTコミュニケーションズに配属。2006年から労働組合の幹部を歴任した後、2013年、現職に異動と同時にベテラン社員のキャリア開発とモチベーション向上に取り組む。たった一人でキャリア面談を積み重ね、その数は6年間で1,600人を超えた。圧倒的な面談量をもとに作りあげられていった面談スタイルが、キャリア形成に悩むベテラン社員たちにシンクロ。結果、面談を受けた社員の上司の9割が面談を受けた社員の行動変容を認めている。著書に「ビジトレ~今日から始めるミドルシニアのキャリア開発~」(2020金子書房 共著)。

水野 みち(みずの・みち)
<プロフィール>
株式会社日本マンパワー フェロー。NPO日本キャリア開発協会認定スーパーバイザー、国家資格キャリアコンサルタント、ACCN理事。国際基督教大学卒業。1999年より日本マンパワーでキャリアカウンセラーの養成事業に参画。JCDAの立ち上げ、キャリアコンサルタント養成講座プログラム開発・テキスト執筆に携わる。2005年にペンシルバニア州立大学にて教育学修士(カウンセリング)取得。現在は企業内のキャリアカウンセリング、キャリア開発、組織開発に従事。

高橋 浩(たかはし・ひろし)
<プロフィール>
ユースキャリア研究所代表。法政大学などの大学講師。博士(心理学・立正大学)・国家資格キャリアコンサルタント・公認心理師。1987年、日本電気のグループ会社に入社し半導体設計、経営企画、キャリア相談に従事。2001年、CDAを取得、2012年、博士号取得を機にキャリアカウンセラーとして独立。現在は、行政や大手企業でのキャリアカウンセラー、キャリア開発研修講師などを務めている。2016年~2020年、厚生労働省委託事業にてセルフ・キャリアドック導入推進の委員やアドバイザーを務めている。主著『社会人のための産業・組織心理学入門』(共著・産業能率大学出版部)、『セルフ・キャリアドック入門』(共著・金子書房)他。

 

【司会】

小玉 一樹(こだま・かずき)
<プロフィール>
福山平成大学経営学部経営学科教授、日本産業カウンセリング学会副会長。金融機関、移動体通信業、研究機関、小売流通業などの企業を経て現職。小売流通業の人事部門において、採用活動だけでなく産業・組織心理学、キャリアコンサルティング、産業カウンセラーなどの知見を活かしながら、人事制度や教育制度の再構築のほか、メンタルヘルス対策の構築、従業員相談業務などに従事。

 

●11月23日(月・祝)大会3日目
<学術賞受賞講演> 10:00~11:30
・各賞表彰式 ・・・・・ 15分
・受賞講演 ・・・・・・ 20分×3名

 

<シンポジウム③> 12:20~13:50
キャリア・カウンセリングにおけるスーパービジョンのあり方と課題

(敬称略、順不同)
シンポジスト 浅野 衣子 株式会社キャリア開発サポーターズ代表取締役
       三川 俊樹 追手門学院大学心理学部教授
       南 陽子 1級キャリアコンサルティング技能士、シニア産業カウンセラー
司会     小澤 康司 立正大学心理学部教授

 

【企画主旨】
キャリア支援の場面ではカウンセリングスキルが適切に活用できていないケースが見受けられ、スーパーバイザーになる訓練を受けていない指導者が、事例検討やコンサルテーションとの区別がつかないまま事例指導を行っています。
スーパービジョン委員会の「キャリア・カウンセリングにおけるスーパービジョンのあり方と課題」では、スーパービジョンという評価的な指導方法の本質や問題点と、キャリア・カウンセリングの実践家の発達を促すスーパービジョンとその機能について議論します。
キャリア・カウンセリングにおけるスーパービジョンについての問題提起と司会進行はSV養成部会長の小澤康司さんにお願いし、SV委員長の三川からはキャリア支援担当者のキャリア発達を促すスーパービジョンとその機能について提案します。本学会のスーパーバイザー資格を有する浅野衣子さんからは、カウンセラーの発達を踏まえたスーパービジョンの配慮や工夫とスーパーバイザーになるためのメンタリング訓練の必要性について、スーパーバイザー訓練生の南陽子さんからは、スーパービジョンを「受ける・活かす」という視点からスーパービジョンへの期待と要望について語っていただきます。

 

【シンポジスト】

浅野 衣子(あさの・きぬこ)
株式会社キャリア開発サポーターズ代表取締役、キャリア開発カウンセラー(JICD・キャリア開発研究センター認定)、キャリアコンサルタント、スーパーバイザー(日本産業カウンセリング学会認定)、ナラティヴ実践協働研究センター スターティングメンバー、地域若者サポートステーション事業専門委員会メンバー、日本産業カウンセリング学会監事。
同志社女子大学卒業後、阪急百貨店にて販売・仕入れ担当を経て、従業員の能力開発、顧客満足推進に従事。2001年独立。キャリア開発支援の実務家として、企業の従業員を対象にキャリア開発ワークショップCDWやキャリア・カウンセリングを実施。学生から中高年齢者のキャリア・カウンセリングに従事。キャリア支援(キャリア・カウンセリング)をする人たちの支援として、スーパービジョンを実施、地方からでもスーパービジョンが受けられるように2017年からオンラインでのスーパービジョンを実施している。

三川 俊樹(みかわ・としき)
追手門学院大学心理学部教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。スーパーバイザー&スーパービジョンメンター(日本産業カウンセリング学会認定)、学校心理士スーパーバイザー(学校心理士認定運営機構認定)、上級教育カウンセラー(日本教育カウンセラー協会認定)。日本産業カウンセリング学会元副会長・現SV委員長、日本カウンセリング学会常任編集委員、日本キャリア教育学会学会誌編集委員会委員。 著書に、日本産業カウンセラー協会(編)「産業現場の事例で学ぶ カウンセラーのためのスーパービジョン活用法」(共著、金子書房)、藤田晃之(編)「キャリア教育」(共著、ミネルヴァ書房)などがある。
本学会において2009年にスーパーバイザー養成講座が開講された時から、スーパーバイザーの養成訓練にかかわってきた。スーパービジョンメンターとして活動しながら、スーパーバイザーのスーパービジョン(メンタリング)を担当することができるメンターの養成が喫緊の課題であると認識している。

南 陽子(みなみ・ようこ)
1977年生まれ、宮崎県在住。1級キャリアコンサルティング技能士、シニア産業カウンセラー。
2017年5月当学会スーパーバイザー養成講習(5期)を修了後、メンタリングに取り組む。キャリアコンサルタントにとってのスーパービジョンには、多様な理解とニーズがあり、キャリア・カウンセリングに重きを置きたい自分がどのようなスーパービジョンを提供し得るか、また志を同じくするスーパーバイジ―と接し、その人自身の成長に資する機会を提供し得るかどうか、試行錯誤を続けている。
個人研究発表「キャリアコンサルタントによるPCAGIP法の実践とその考察―事例提供者の感想から―」(当学会第23回大会)、共同研究発表「キャリアコンサルティングへのPCAGIP法導入の意義と課題」(日本人間性心理学会第36回大会)。

 

【司会】

小澤 康司(おざわ・やすじ)
立正大学心理学部教授。広島大学大学院環境計画科学博士課程満期退学。主著に「ライフデザイン・カウンセリングの入門から実践へ」 (共著、遠見書房)、「職場で使えるカウンセリング」(共著 創元社)、「緊急支援のアウトリーチー 現場で求められる心理的支援の理論と実践」(共著 遠見書房)「サビカスキャリア・カウンセリング理論 <自己構成>によるライフデザインアプローチ」(監訳、 福村出版)、「International Practices of Career Services, Credentials, and Training、(共著、NCDA)など。
臨床心理士、公認心理師、キャリアコンサルタント、中級産業カウンセラー、スーパーバイザー&スーパービジョンメンター(日本産業カウンセリング学会認定)。日本産業カウンセリング学会前会長・現SV養成部会長、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)会長、日本キャリア開発研究センター(JICD)理事、(一社)日本ピアメディエーション学会理事、(社福)いのちの電話理事、日本ストレスマネジメント学会理事。

 

<シンポジウム④> 12:20~13:50
企業内キャリア形成の可能性
―ウィズコロナの今、私たちにできること

(敬称略、順不同)
シンポジスト 石山 恒貴 法政大学大学院政策創造研究科 教授
       田中 研之輔 法政大学キャリアデザイン学部・キャリアデザイン学研究科 教授
司会     宮内 正臣 株式会社時空工房 代表取締役

 

【シンポジスト】

石山 恒貴(法政大学大学院政策創造研究科教授、博士 政策学)
<プロフィール>
一橋大学卒業後、NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て現職。「越境学習」、「キャリア開発」、「人的資源管理」などが研究領域。人材育成学会常任理事、日本労務学会理事、フリーランス協会アドバイザリーボード、NPOキャリア権推進ネットワーク授業開発委員長。
主な著書に『越境学習のメカニズム』(福村出版)、『パラレルキャリアを始めよう!』(ダイヤモンド社)、『地域とゆるくつながろう』(静岡新聞社)、最新刊『日本企業のタレントマネジメント』(中央経済社)

田中 研之輔 (法政大学キャリアデザイン学部・キャリアデザイン学研究科教授、博士 社会学)
<プロフィール>
UC.Berkeley元客員研究員、日本学術振興会特別研究員SPD(東京大学)、プロティアンキャリア協会代表理事、企業顧問18社歴任。専門はキャリア論。著書25冊。大学と企業を繋ぐ連携プロジェクトを数多く手掛ける。主な著書に『プロティアン -70歳まで働き続ける最強のキャリア資本術』(日経BP)、『辞める研修 辞めない研修 -新人育成の組織エスノグラフィー』(ハーベスト)他、最新刊『ビジトレ -今日から始めるミドルシニアのキャリア開発』(金子書房)、日経ビジネス・日経STYLE・日経doorsなど連載多数。

 

【司会】

宮内 正臣(株式会社時空工房代表取締役、修士 キャリアデザイン学)
<プロフィール>
外資系出版社で編集者7年、義父の税理士事務所で11年勤務の後現職。埼玉大学大学院理工学研究科、和光大学非常勤講師。2級キャリアコンサルティング技能士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。共著に『就職の家庭教師』(マガジンハウス)、『ビジトレ』(金子書房)、監訳書に『プロティアン・キャリア』(プロセスコンサルテーション)

Ⅴ 大会参加予約申込要領(チケット予約)

① 申込期間
2020年8月10日(月) ~ 2020年11月12日(木)

② 申込方法
原則チケットは予約制です、イベント管理サイトPeatixの「日本産業カウンセリング学会 第25回大会」(https://jaic25th.peatix.com/)より、事前にチケットをお買い求め下さい。

③ 参加費用

当学会正会員 9,000円
非会員 12,000円
学生 4,000円

第25回大会は、オンライン開催につき、大会プログラム・論文集共にPDF形式でのダウンロード配布とさせて頂き、製本された冊子の配布は致しませんので予めご了承ください。

VI 個人研究・事例発表および自主シンポジウム申込

① 発表方法
オンライン開催につき、いずれか1つを選択してください。
1.Zoomによる口頭発表(発表20分・質疑10分)
2.音声付きスライド発表(20分の動画再生・別途質疑応答)
3.Zoomによる自主シンポジウム(90分)
※質疑の方法について調整中
※応募多数の場合は審査・抽選の上で大会事務局よりご連絡差し上げます。

 

② エントリー申込締切り 2020年 9月 10日(木)

 

③ 申込方法
別紙「個人研究・事例発表、自主シンポジウム申込書」必要事項をご記入の上で、FAXまたは、e-Mailにてお申込み下さい。
※大会特設サイト(https://jaic25th.info/)よりPDF/Word形式でダウンロード可能。

なお、お申込みには以下の条件を満たしていることが必要です。
● 大会当日において本学会正会員であること。
● 会費を納入済みであること。
● 研究成果公表に関する規則を遵守していること。
● 研究発表者となるのは、1人1回であること (ただし、連名発表者になる場合はこの限りではありません)。

 

④ 個人研究・事例発表および自主シンポジウム参加費
参加費無料(大会参加費に含まれています)。

 

⑤ 発表論文原稿締切り
10月20日(火)

 

⑥ 論文原稿作成要領
1. 原稿作成方法

① Zoomによる口頭発表の場合

1) 原稿用紙と記入方法
●論文原稿テンプレートをもとに作成してください。
   テンプレート(https://www.jaic.jp/event/conference/template.doc
● PDF形式に変換して送付してください。原稿は論文集の完全版下として、そのまま使用します。
● 文字は明朝体で揃えてください。
● 2ページ分または4ページ分を提出してください。3ページになりますと見開きの右側が空欄ページとなりますので、原稿は必ず2ページまたは4ページとしてください。
● 事例発表を希望する方は、申込終了後に、大会事務局( taikai@jaic.jp )宛に個別にご連絡ください。

2) 図・表・写真

● 図・表・写真の合計面積が、原稿全体の1/3を越えないようにしてください。

② 音声付きスライド発表の場合
● 様式は自由ですが、論文集掲載用のスライド枚数は最大24枚までとします。
● 論文集用原稿は、A4サイズ縦に1ページあたりに6スライド分を表示したPDF形式にしてください。
● 2ページ分または4ページ分を提出してください。3ページになりますと見開きの右側が空欄ページとなりますので、原稿は必ず2ページまたは4ページとしてください。
● 発表用の音声付スライドはmp4形式の動画ファイル(ファイルサイズは20~25MBが目安)を作成してください。パワーポイントで音声付スライドを作成する方法については次のサイトが参考になります。
● 参考サイト:YouTube大阪府立大学高等教育開発センター様 (https://www.youtube.com/channel/UCIfV5anpq3i6nRU68y-NopA

③自主シンポジウムの場合
● 参加申請用紙の提出だけで結構です。これを論文集、特設サイト等に掲載します。
● ただし後日、記載内容を訂正・修正する場合は、修正版を原稿送付期限までにご提出ください。

2. 原稿の送付方法

● 10月20日(火)までに学会事務局( taikai@jaic.jp )へ、メールに添付する形でご送信ください(締切り日を厳守願います)。 ● 音声付スライドの動画ファイルについては・・・で学会事務局へお送りください。
● 1つの研究グループが同じテーマについて「一連の発表」を行うときには、発表順位を示し、代表者がとりまとめて一括送信してください。この場合「一括送信」とメールの件名に明記してください。

3. パソコン環境や、Zoom等の準備取扱について
Zoomによる発表の場合は、大会事務局より事前にZoomの入室用のURLを発行いたします。
ブレイクアウトセッションを利用される場合は、発表者のうちどなたかが「共同ホスト」となり進行をお願いいたします。

4. 発表当日配布の資料について
当日配布を希望する資料につきましては、PDF形式にして、事前(2020年11月16日まで)に大会事務局宛( taikai@jaic.jp )に送信下さい。
大会特設サイトより、当日ダウンロードが可能な状態に致します。

⑦ 今後の予定
●09月10日(木)個人研究・事例発表、自主シンポジウム申込 締切り
● 10月20日(火)個人研究・事例発表原稿 締切り
● 11月12日(木)大会参加チケット購入締切り
● 11月21日(土)大会当日

 

※ 第25回(オンライン)大会特設サイト(https://jaic25th.info)上で随時更新いたします。

第25回大会 1・2号通信(PDF)

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