第3回 東日本大震災支援特別セミナーのご案内

主催:日本産業カウンセリング学会 後援:(社)日本産業カウンセラー協会

個人と組織・社会-支え支えあう、助け助けあう絆の再生

東日本大震災から1ヶ月が経過しました。多くの人命が失われ、社会や経済におびただしい爪痕を残しました。福島原子力発電所の事故は、関係者の懸命の努力にもかかわらず深刻さを増しています。
被災された方々の支援と復興のために、私たち日本産業カウンセリング学会は「いま出来ること」で貢献したいと考え、大震災支援特別セミナー「個人と組織・社会-支え支えあう、助け助けあう絆の再生」を開催することにいたしました。本セミナーの収益を義援金として日本赤十字社「東日本大震災義援金」に寄付し、被災地にお届けします。

1.日時 2011年7月30日(土) 10時~17時30分 (9時半開場)

2.場所 東京大学本郷キャンパス法学部25番教室

(東京メトロ丸の内線 本郷3丁目 徒歩8分、正門から時計台へ向かい左側校舎中央アーケードより入る)

3.参加費 5,000円(学生2,000円)

4.申込方法

別紙申込書に必要事項をご記入の上、事務局宛てにFAX又はメールでお申し込みください。
参加申込者には、参加費振込先等をお知らせいたします。参加費のお振り込みを持って正式なお申し込みとさせていただきます。当日振込証票を受付にご提示下さい。
申込締切 7月25日(月)

5.お申込み先

日本産業カウンセリング学会 事務局
〒162 - 0822 新宿区下宮比町2 番28 号 飯田橋ハイタウン10 階1020 号室
電話& FAX 03-5228-4418
e-mail:info@jaic.jp ホームページ: http://www.jaic.jp/

6.プログラム

(1)経済社会と経営戦略の変遷は、産業界で働く個人や組織にどのような影響を与えてきたか
10:00~11:30着

グローバリゼーション、技術革新への対応と、プロジェクトチーム、マトリックス組織、カンパニー制など組織の改革によって、働き方、人材育成、人事考課の方法が変わり、労働者の働きがいや職場の人間関係に影響を与えてきた。個人と組織のかかわり方はどのように変化してきたのだろうか。

(講師) 桐村晋次(本学会会長、神奈川大学特別招聘教授、キャリア形成論)
東京大学法学部、筑波大学大学院修士課程カウンセリング専攻、古河電気工業㈱人事部長、常務取締役、古河物流㈱社長、神奈川大学経営学部教授、法政大学キャリアデザイン学部および大学院経営学研究科教授を経て現職。
(著書)「人事マン入門」「人材育成の進め方」「日本的経営の何を残すか」「戦略経営計画の組織」「マトリックス組織の編成と運営」「企業モラルと組織行動」

(2)学内ツアー(昼休み中、30分)

東大正門~時計台~三四郎池~中央図書館~赤門~スカイツリー(遠望)~東大病院~山上会館~時計台前

(3)グリーフ・ケア―悲嘆にある家族・遺族への対応― 13:00~14:15

東日本大震災では、多くの人が肉親や親しい人を亡くし、助かった人も住み慣れた家や思い出の品々を失った。悲嘆の底に沈む人たちにどう接すればよいのだろうか。大切なものを失う「対象喪失」の心理プロセスと終末期医療におけるカウンセリングに求められることについて学ぶ。

(講師) クスマノ ジェリー(上智大学教授、総合人間科学部心理学科)
アリゾナ州立大学カウンセラー、上智大学カウンセリングセンター所長を経て現職。

(4)生きる意味の豊かさを取り戻す 14:30~16:00

アイデンティティの危機と社会システムの危機が、日本社会を直撃している。生きることを今いちど深く問い直し、生きることに悩んでいる若い人たちから、人 生の後半を歩むエネルギーのありかを探し求めている年配の方々まで、「生きる意味」を求めている人々へ応援のメッセージを届け、「生きる意味」の豊かさを 取り戻したい。

(講師) 上田紀行(東京工業大学大学院准教授、社会理工学研究科・価値システム専攻)
東京大学大学院文化人類学専攻、博士課程修了。愛媛大学助教授を経て現職。
(著書)「生きる意味」「かけがえのない人間」「ダライ・ラマとの対話」「がんばれ仏教」「癒しの時代をひらく」「日本型システムの終焉」「宗教クライシス」「“肩の荷”をおろして生きる」

(5)今、働く個人や組織にどんな問題が起こり、変化を続けているのだろうか 16:15~17:30

企業内カウンラー、総務人事スタッフ、労働基準行政のマネージャー、学校教育研究者が一堂に介して、人の心に関する問題とその背景、どう取り組めばよいのかについて語り合う。参加者の積極的発言を期待したい。

以上

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