スーパーバイザー研修制度概要

JAIC スーパーバイザー研修制度概要決まる

JAICスーパービジョン委員会

カウンセリングの質・カウンセラーの資質の向上のために、スーパービジョン委員会は、この2年間、スーパービジョン制度を確立するためのスーパーバイザー養成のための研修制度の企画検討を進めてきました。
このたび、下記のような研修制度の概要が出来上がり、さる2月28日の学会常任理事会で承認されましたので、ここに公表いたします。

Ⅰ JAICスーパーバイザー制度について

1.JAICスーパーバイザー制度の目的
働く人たちのためのカウンセラーの資質向上に寄与するため、学会認定のスーパーバイザーの養成及び認定を行う

2.JAICスーパーバイザー認定の手続き
 ① スーパーバイザー養成講座受講申請(下記申請資格要件により審査)
 ② スーパーバイザー養成講座受講と修了認定
 ③ スーパーバイザーの資格認定

Ⅱ スーパーバイザー養成講座申請資格要件

1.カウンセリングの有資格者(産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・認定カウンセラー・臨床心理士 および同等の資格を有する者)

2.カウンセリングの実務経験 
・カウンセリングに関する実務(面接・スーパーヴィジョン・ケース検討会出席などを含む)5,000時間以上
・そのうち、カウンセリング面接時間は2,500時間以上であること 

3.日本産業カウンセリング学会会員暦 3年以上

4.スーパービジョン経験
・スーパーバイジーとして50時間以上
・スーパーバイザー経験があることが望ましい

5.自己のカウンセリング哲学・理論・方法・スタイルの明確性(論文審査)
 注:1~5は自己申告とするが、虚偽記載が判明した場合は資格を認めない

Ⅲ 今後のスーパーバイザー養成の進め方

1.進め方の段階
 ① 2008年度はスーパーバイザー・トレーナー(養成講座の講師)研修会を実施
   (スーパービジョン委員会委員、学会理事の有資格者を中心に養成講座カリキュラムの試行・洗練を目的とする)
 ② 2009年1月25日(日)スーパーバイザー養成講座開始
(申請有資格者で、スーパービジョン経験者から募集する)
 ③ その後:スーパーバイザーになりたい人へ広げていく

 

2.トレーニングの概要
 ①5領域のカリキュラムのトレーニング
 a. スーパービジョン概論
 b. カウンセリングに関する知識・スキル・情報
 c. スーパービジョン・スキル訓練
 d. スーパービジョンの倫理
 e. 自己のカウンセリングとスーパービジョン哲学・スタイルの明確化
 ②期間は1年間 13日~15日(土・日および夏休み、冬休み中の各3日間)
    (大学院教育6~8単位相当)
  実践的研修のため出席が重視される(不足の者は次年度に再履修可)
 ③費用:30万円(見込み)
 ④募集人数 最小人数6名、最大人数12名 で開始

Ⅳ.本制度にかかわる今後の日程

1.08/4/6 学会スーパーバイザー養成制度説明会と研修会(SVの受け方)開催
   (於ルークホール:東京)
2.第13回大会案内発送時に、学会員全員に本養成制度の通知、および養成講座参加希望者(上記Ⅲ-1-②)募集
3.第13回大会にて 学会スーパーバイザー養成制度の説明会(研修会)実施。

前のページにもどる

ページトップに戻ります