カウンセリングの倫理 - 専門家としての倫理はいかにあるべきか -
1:日 時
2010年12月19日(日)10:00~16:00
2:会 場
立正大学11号館1161号室(JR大崎/五反田より徒歩5分)
3:参加費
当学会員 5000円、非学会員 7000円、学生 2000円
4:募集人員
40名
カウンセリングの倫理は禁止事項だけではありません。“倫理は禁止事項”という認識は大きな誤解です。専門家として行うべきことを行なわなかったために社会的な責任が問われるという場合もあります。なぜなら、カウンセリングはクライエントの福祉と権利を守る活動であり、クライエントの生き方を心理の専門家として支援あるいは援助することだからです。
当然ながらそこには専門家としての責任が伴います。その責任がカウンセラーの職業倫理です。法律、道徳、常識、社会通念、などとカウンセリング倫理はどのように違うのかを正しく認識している必要があります。
カウンセラーは専門家としての自己研鑽や社会的責任が常に求められます。カウンセラーとしてやらなければならないことは、全て職業倫理として認識しなければなりません。また、そのことがカウンセラーの社会的地位を高めることにつながります。倫理綱領は、いわばカウンセラーの資質の向上をはかるための基本理念のようなものです。
講師である水野修次郎先生は、世界各国のカウンセラーが参照しているアメリカ・カウンセリング学会(ACA)倫理綱領を日本語に翻訳されています。
今回の研修では、実際のケースを参考にしながら、カウンセリングの倫理についての理解を深め、カウンセリング関係を多面的にとらえ、多重関係あるいは守秘義務に関して適切な判断をするためのヒントを得ることができます。
講師:水野修次郎 先生
麗澤大学教授、モラロジー研究所道徳科学研究センター教授、臨床心理士、認定カウンセラー、National Certified Counselor、ACA会員米国シートン・ホール大学卒業(アメリカ研究M.A.)、米国ジョージ・ワシントン大学にて教育学博士取得。
以上